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【東京】

多世代が集う地域の居場所に 杉並・西荻南 大正時代から続いた商店

オープンした「まちナカ・コミュニティ西荻みなみ」で歓談する杉本さん(前列左から2人目)ら=杉並区西荻南で

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 大正時代から地域に根差した商店が、住民手作りのコミュニティースペースに生まれ変わり一日、杉並区西荻南にオープンした。「多世代が集う地域の居場所に」という思いが込められている。

 オープンしたのは「まちナカ・コミュニティ西荻みなみ」。もともと地域で開かれている高齢者向けサロンの移転をきっかけに、サロンに関わる人などが資金を出し合い、運営のための任意団体を立ち上げて開設した。

 場所を格安で提供したのは、乾物店を営んでいた杉本ノブ子さん(84)。一九二三(大正十二)年から代々営んだ店を今年三月に畳んだ後、貸店舗の話を断って、住民からの申し出を快く受けた。「地域の皆さんにお世話になったから、地域の人に使ってもらえたら」と話す。

 住民たちは、集めた資金でトイレや水回りを新たに設け、床や壁を磨いてオープンにこぎ着けた。当面はサロンのほか、町会主催の認知症予防プログラム、ハロウィーンイベントなどの開催を予定している。

 団体の綾部庄一代表(78)は「活動を通していずれは、自分たちが地域に求められていることを知り、貢献できることは何かを学び合う場にしていきたい」と話している。 (渡辺聖子)

 

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