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【東京】

京急・立会川駅東側の商店街改称 「龍馬通り繁栄会」ぜよ

坂本龍馬像が見守る「立会川龍馬通り繁栄会」=品川区東大井で

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 京浜急行立会川駅(品川区)東側にある商店街「立会川駅前通り繁栄会」が、付近にある旧土佐藩下屋敷跡で、若き日を過ごしたとされる坂本龍馬にちなみ、名称を「立会川龍馬通り繁栄会」に変更した。七日に品川区一帯で行われる龍馬ゆかりの地を巡るスタンプラリーのイベントで正式にお披露目される。 (山田祐一郎)

 商店街は大井競馬場の利用者が多いのが特徴で、最近は客足が落ち、空き店舗も目立つようになった。旧土佐藩の砲台跡が見つかったことなどから、近年は龍馬とのつながりをアピールしている。

 同会の野口清彦会長(71)は「小さい商店街だが、何とか工夫して知名度を向上させたい」と改称へ思いを語る。

 同会によると、現在、商店街には三十五軒の店舗が加盟。通りは明治時代から「繁栄会」の名で店舗が並び、戦後に現在の名称となった。今回の改称でも、歴史ある「繁栄会」の名は残すことにした。

 龍馬は一八五三(嘉永六)年に十九歳で江戸に上ったとされる。米国のペリーが浦賀に来航した後、土佐藩が現在の立会川河口付近に、警備のための砲台を建造。龍馬も屋敷に詰めて警備に当たったとみられる。

 二〇〇四年に高知市から地元に、強化プラスチック製の龍馬像を提供された。一〇年には、地元ロータリークラブが駅隣の公園に高さ約三・五メートルの銅像を建立した。同時期にNHK大河ドラマ「龍馬伝」が放映されたことで、人気スポットになった。現在でも、平日から龍馬ファンや観光客が訪れ、写真を撮る姿が見られる。

 今年が明治維新から百五十年にあたり、再び幕末や龍馬に注目が集まっていることから、改称を求める声が上がり、五月の総会で決定した。七日には、龍馬像付近に新たな名称が入った横断幕が掲げられる。野口会長は「もしかしたら龍馬が河口へ向かう通りを歩いていたかもしれない。幕末に思いをはせながら、商店街に立ち寄ってほしい」と話した。

 

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