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【東京】

豊洲市場開場、飲食・物販店も営業開始 吉野家裏メニュー当面見合わせ

豊洲市場の水産仲卸売場棟内でオープンした牛丼店「吉野家」=江東区で

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 十一日に開場した豊洲市場(江東区)では、築地市場(中央区)の商店街「魚がし横丁」にあった市場関係者向けの飲食・物販店も移転、市場とともに営業を始めた。 (渡辺聖子、辻渕智之)

 水産仲卸売場棟三階には飲食店が並ぶ。その一つ、牛丼チェーン「吉野家」豊洲市場店は、午前五時にオープンした。午前八時三十五分ごろには数人が行列待ちしていた。同社広報課長の寺沢裕士さんは「お客さまの入りは築地と変わらない」とほっとした表情。

 築地店は吉野家創業の地とされ「築地一号店」の別名もあった。豊洲に「一号店」の看板はないものの、店頭には築地一号店にあったオレンジののれんが掲げられた。店内も築地と同じカウンター十五席だ。

 築地一号店には独自の裏メニューがあった。脂身が多い肉を盛り付ける「トロダク」や、他店よりタマネギがさらに多い「ネギダク」で、人気を集めたが、豊洲市場店では初日は提供されなかった。寺沢さんは「なくなったわけではない。スタッフが仕事に慣れるまで、しばらく提供を見合わせたい」と「復活」に力を込めた。

 カレー専門店「中栄」はこの日、来店客に粗品のボールペンをプレゼントしていた。埼玉県・西川口で魚料理専門店を営む武江直子さん(47)は「味は変わらず。仕入れの場所からちょっと遠くなったね」。

 同棟四階には、仲卸業者らプロ向けなどの物販店が移転した。昭和初期に築地で開業した包丁店「正本」の平野操社長(73)は「築地と比べたらきれいになりすぎ。店の前の見通しも良くなったね」と心機一転。真っ赤な「豊洲市場」の文字入りTシャツ姿で店に立った長靴等販売「伊藤ウロコ」の伊藤嘉奈子専務は「お客さんがつつがなく上ってきてくださるか。そこは不安です。これを着て頑張ります」と話していた。

 豊洲市場の飲食店は、このほか管理施設棟三階、青果棟一階などにもある。

 

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