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【東京】

ともに働き人々が集う 映画「被災地に起つ」 ポレポレ東中野で上映

被災地でのワーカーズコープの取り組みを紹介した映画「Workers 被災地に起つ」のチラシ

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 東日本大震災後の岩手、宮城両県で、住民たちが自分たちの「困り事」を解決しようと立ち上げた職場で働きながら、地域のつながりを取り戻していく姿を描いた映画『Workers(ワーカーズ) 被災地に起(た)つ』が二十日から、中野区のポレポレ東中野で上映される。

 働き手も出資し、経営にも参画する働き方を提唱し、各地で事業を展開する協同組合「ワーカーズコープ」の被災地での取り組みを紹介。二〇一六年二月から二年近くの記録だ。

 岩手県大槌町では、初めて福祉の仕事に就く地元の人たちによる地域共生ホーム「ねまれや」の歩みを見つめる。「放課後子どもを預かってくれる場所がない」との声を受け、一時預かりから始まった場は、震災で孤立した高齢者や障害のある子どもなどさまざまな人たちが集うようになり、地域のよりどころになっていく。困難を抱えながら働く同僚を受け入れ、ともに働いていこうとする職員たちの姿にも焦点を当てる。

 宮城県亘理町では、障害者の就労支援などを行う多機能型福祉施設「ともにはま道」を追った。所長を務めるのは震災前、仙台空港で飛行機整備士をしていた男性。自分と同じように被災して職を失った人たちの雇用を生み出し、やりがいを作り出していくことに希望を見いだしていく。

 森康行監督は「地域と人を結ぶ仕事や、協同するという働き方は被災地に活力を与えていた。震災後の時代をどう生きていったらいいのかという課題に、直面しているのは被災地だけではない。一緒に考えるきっかけになれば」と話している。

 ポレポレ東中野での上映は十一月九日まで。 (小林由比)

 

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