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【東京】

イケメンノートが話題 産業見本市で板橋の印刷会社が審査委員賞に

「イケメンノート」を手掛ける三修印刷の奥茂夫社長(左)と考案者の目黒理加さん=板橋区で

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 板橋区の印刷会社「三修印刷」(中丸町)が発売した「イケメンノート」がネットなどで話題になり、「いたばし産業見本市」板橋製品技術大賞の審査委員賞を受賞した。ペーパーレス化をにらんだ、自社の女性デザイナーのアイデアを生かした新製品が、「乙女」たちのハートを射貫いた? (宮崎美紀子)

 俺様系、メガネ君、年下男子などタイプが異なる五人のイケメンが、ページをめくるたびに語りかけてくれるマンガ付きノート。今年のバレンタインデー(二月十四日)に自社サイトで発売したところ、若い女性たちが面白がってくれて、ロフトなど実在店舗でも販売が実現した。

 印刷業は板橋の地場産業で、同社は五十六年前に創業した。奥茂夫社長(51)は二代目で社員数は七人。本業はチラシなどの商業印刷だが、ペーパーレス化を見据え「これからは受け身ではなく、自分たちで需要を作り出さなければ」(奥社長)と独自商品の開発を決意。百以上のアイデアの中から、同社デザイナーの目黒理加さん(27)の案を採用した。

 実は目黒さん、“乙女ゲー”と呼ばれる女性向け恋愛ゲームの十五年来のファン。「最初はピンとこなかった」という奥社長だが、実際にゲームをプレイしてみて、「胸キュン」需要を実感。昨年十二月、話題性も狙ってクラウドファンディングを募ると、目標を上回る四十万円弱が集まり、けい線入りのB5判(六百円)と無地のミニ版(五百八十円)を製品化した。

 イケメンの性格、セリフなどのキャラ設定は目黒さんが担当。ページが進むとイケメンとの距離が近づくのがミソ。表紙はコミックのようだが、カバーを外すと普通のノートになる。

 目黒さんは「クラウドファンディングを募っていた時、女性から『心の栄養ですね』というメッセージをもらい、励まされました」と話す。来年は、新たなイケメンたちが登場する第二弾のノートを発売予定。将来の海外進出にも意欲を持っている。

 イケメンノートは「いたばし産業見本市」(九日まで、同区加賀の東板橋体育館)で展示されている。

 

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