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【東京】

奈良期の建物1/10で復元 府中・国司館と家康御殿史跡広場

国司館の建物を柱で復元した広場の完成を祝って披露された府中囃子=府中市で

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 かつて武蔵国の中枢だった国史跡・武蔵国府跡国司館(こくしのたち)地区(府中市本町)に、「国司館と家康御殿史跡広場」が完成した。二十四日の記念イベントで、高野律雄市長らが、広場に設置された国司館の模型を除幕した。 (松村裕子)

 国府は、飛鳥時代から平安時代にかけてあった行政機関で、国司館は国司の執務室兼住宅。模型は約十メートル四方で、奈良前期の主殿(幅十六メートル、奥行き十一メートル)や脇殿など三棟を、十分の一のサイズで復元し、前庭での国司着任の儀式を人形で再現した。

国司館の10分の1模型。右が主殿、左が脇殿=府中市で

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 市が二〇一六年度から国や都の補助を含め三億三千万円をかけて、約七千八百平方メートルを広場に整備。主殿や脇殿など三棟を高さ二・四メートルの柱で復元した。万葉集に登場する梅やツツジなどを植えた庭も備えた。

 ほぼ同じ場所に江戸時代には徳川家康がタカ狩りの際に休憩した府中御殿もあった。

 市は、国司館や府中御殿の建物と、蹴鞠(けまり)、家康のタカ狩り出発を、バーチャルリアリティー映像にした。スコープで広場の五カ所で見られる。映像に登場する国司や家康は市内の都立農業高の生徒十人が演じた。官僚役の二年向笠優人さん(16)は「衣装は重く当時の人の気分を体感できた。国府があったのは府中の誇りと思う」と話した。

 開園時間は午前九時〜午後五時。スコープは午後四時まで管理事務所で貸し出す。無料。

 

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