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【東京】

米軍辺野古中止の意見書案可決 「本土の人も当事者意識を」

意見書案を採決する本会議の前に市議らと話す陳情者の米須さん(右)=小金井市で

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 小金井市議会が六日の本会議で、沖縄県宜野湾市の米軍普天間(ふてんま)飛行場の名護市辺野古(へのこ)への移設中止などを国に求める意見書案を可決したことに、意見書提出を陳情した沖縄出身の米須清真さん(30)は「(可決を機に)沖縄の基地問題に本土に住む人々がどう向き合うか、当事者意識を持って考えてほしい」という期待を口にした。 (花井勝規)

 本会議の採決前の討論で、賛成の立場で壇上に立った片山薫市議(市民といっしょにカエル会)は「意見書で沖縄への差別意識が可視化され、私たちがどう基地問題を考えるのかとの問いが突きつけられた」と強調。

 さらに「沖縄で県民投票が行われる前に、辺野古への土砂投入が強行されようとしている。民意を尊重しない政府のやり方に強い怒りを感じる」と、沖縄の民意に寄り添う発言を続けた。

 同じく賛成討論に立った共産党市議団幹事長の水上洋志市議も、九月市議会で意見書提出の前提となる陳情の採択では賛成しながら、その後に「国内移設を容認しているかのように受け取れ、党の方針に反する」と賛意を撤回し、採決が行えないまま宙に浮く形になった経緯について米須さんらに陳謝。

 意見書案はその後、各会派で合意できる内容に修正することで一致し、この日の採決にこぎつけたが、水上市議は「(修正案は)国内移設を前提とするものでなく、あくまでも国民的議論を行うことを求めている。私たちの懸念が整理される内容となった」と評価した。

 賛成多数で可決されたことに米須さんは「修正でいろいろな意見があったが、可決されてほっとしている。着地点を見いだすために市民レベルの議論があり、理解も深まった。ボトムアップの民主主義の在るべき姿だ」と感想を語った。

 

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