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【東京】

義足で活動的に日常送れる喜び 虎ノ門 女性3人がトークショー

トークショーをした(左から)村上さん、須川さん、小林さん、臼井さん=港区の虎ノ門ヒルズで

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 義足を付けている女性三人のトークショーが八日、港区の虎ノ門ヒルズであった。パラリンピック出場を目指す陸上選手の村上清加さん(35)、イラストレーターの須川まきこさん(44)、バー経営の小林久枝さん(55)が、義足での生活のあれこれを語り合った。

 事故で右脚が義足になった村上さんは、「松葉づえだとドアも開けられず、義足を付けて、二本足で立てるって素晴らしいと思った」と話した。足部分がブレードになった競技用義足にその場で付け替え会場を走ってみせ、跳んだり走ったりはできない日常用との違いを実演した。

 三人の義足を作った義肢装具士の臼井二美男さん(63)も登壇。「日常用義足は早歩きまで。走るのは今のところブレードに頼っている。トップアスリートはブレードが十センチもたわむ」と解説した。

 病気で左脚を切断した須川さんは「臼井さんが目立たない体にフィットする義足を作ってくれたおかげで、もう着られないと思っていたシルクのワンピースも着られた。海外旅行にも前より行くようになった」と、活動的な日常を語った。

 右脚の生まれつきの病気で手術を繰り返した後に義足となった小林さんは「義足になり痛みから解放された。祭りのおみこしも毎年担いでいる」と話した。あったら良い義足を問われると、「また茶道がしたい。自然な流れの所作で正座ができるものを」と臼井さんに期待の目を向けた。

 トークショーは、十六日まで開かれている義足の女性たちの写真展の関連イベントで、五十人が聴き入った。 (神谷円香)

 

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