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【東京】

サレジオ高専生考案「花活布」新商品咲く ぽっぽ町田で本格販売スタート

花活布のデザインを考えた学生たち=町田市で

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 「花活布(はなかっぷ)」と呼ばれる花苗の新商品のデザインをサレジオ工業高等専門学校(町田市)の学生たちが手掛け、地元のぽっぽ町田(同市原町田)で本格販売が始まった。学生たちは新たな商品開発にも取り組んでおり、創作意欲をかき立てている。 (松村裕子)

 花活布は、鉢植えでも切り花でもない新タイプの花苗で、根付きの花をコップや皿に生けて室内に飾る。「花を活(い)かす、布を活かす」の意味がこめられ、土の代わりにヤシ殻を使い、水だけで約三週間、咲き続ける。鉢や土を使わないため、観賞後の廃棄も簡単という。

 都内の農家が栽培する花の消費を拡大しようと、都農林総合研究センター(立川市)や民間企業が連携して開発した。

 学生たちの新商品は、根の部分をきんちゃく状の布で巻いた花が、市販のプラスチック容器に入っている。そのまま栽培することも、お気に入りの器に入れ替えての観賞もできる。

 学生たちは、二〇一四年から開発に参画。新入生らが加わりながら、試作や試験販売を続けると、商品化の流れが加速した。新商品の誕生によって、昨年五月に品川プリンスホテル(港区)の雑貨店で常設販売が始まったのに続き、地元の名産品を扱うぽっぽ町田にもお目見えした。

 卒業生で容器を考案した武蔵野美大三年の竹内美樹さん(21)は「若者に買ってほしいと思って考えた。売れる形になってうれしい」と喜ぶ。

 今も高専一〜五年の有志八人が参加し、壁掛けタイプや新しい販売方法を検討中。二年の木村希(のぞみ)さん(16)は「人形と組み合わせた置物にしたい」と話す。研究センターの岡沢立夫主任研究員(46)は「学生の発想力は豊かで、今後もどんどん進化させたい」と期待する。

 この時期の花の種類はシクラメンやトウガラシ、ケイトウなど。価格はシクラメンを除き、税込みで千八十円。

 

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