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【東京】

食べてホットに古里談議を 町田に金沢カレー提供のラーメン店

金沢カレーの看板を出す山城夫妻のラーメン店=町田市で

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 町田市相原町に金沢市のご当地グルメ、金沢カレーが食べられるラーメン店がある。その名も金沢の中心市街地、武蔵町にちなむ「らーめん武蔵堂」。金沢市武蔵町出身の店主山城康範さん(56)が、遠く離れた東京でも「金沢の話をしたい」と、古里のPRも兼ねてメニューに加えている。 (松村裕子)

 金沢カレーは濃厚なルーでご飯を覆い、ソースをかけた豚カツをのせて、千切りキャベツを添える。ステンレス製の銀皿に盛り、先割れスプーンで食べる。

 店では、金沢カレーの老舗「インデアンカレー」から取り寄せたルーをそのまま温めて使用。ラーメンと合わせて食べるサイドメニューとして、カツなしのミニ、プチサイズ(三百五十円、二百円)を出している。

 山城さんは約十年前に妻文代さん(55)の実家がある町田市に移り住んだ。運送業を営んでいたが、二〇一一年の東日本大震災後、遠方に行っていたら災害時に帰れないと転業を思案。飲食店を開く夢があり、自宅近くの町田街道沿いにカウンターのある空き店舗を見つけ、休日にアルバイトをしていたラーメン店に勧められて、同年末に夫婦で開業した。

 二年前には「メニューが豊富」と、市民の投票で決まる町田商工会議所の「町田私の好きなお店大賞」に選ばれた。

 店名は、既に実家が武蔵町から移転していたことから、「武蔵の名を残したい」と付けた。結婚直後は金沢市に住んでいた文代さんも金沢ファンで、「自分たちの店の特徴として金沢カラーを出したい」と、金沢カレーをメニュー化した。

 カレーの注文は十人に一人程度だが、「金沢カレー」の看板を見た金沢ゆかりの人が立ち寄る。カレー目当てやカツをのせたいと持参する人も。

 金沢出身者と方言で話したり、金沢へ旅行する客へ旬の味を紹介したり、山城さんは「自分も楽しい」とカレーが取り持つ古里談議を喜び、「金沢の宣伝にもつながれば」と話している。

 

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