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【東京】

生徒ら「南極の氷は不思議」 調布第七中と昭和基地中継

約240人の生徒を前に南極昭和基地からのライブ授業をする高橋和代さん=いずれも調布市の第七中学校で

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 約一万四千キロ離れた南極の昭和基地から衛星回線で中継する「南極授業」が八日、調布市八雲台の市立第七中学校で行われた。都内の公立学校では初めて。会場の体育館に集まった一、二年生約二百四十人がスクリーンに映し出された中継映像に食い入るように見入っていた。 (花井勝規)

 授業をしたのは、同中の非常勤教員として理科を教えている高橋和代さん(48)。国立極地研究所(立川市)が二〇〇九年度から続けている「教員南極派遣プログラム」の一員として、第六十次南極地域観測隊に同行した。

 昨年十二月二十二日に南極観測船しらせで現地入りし、観測隊の調査のサポートなどをして三月に帰国する。

 授業の冒頭、ヘルメットをかぶった高橋さんは基地の外から「いまの気温はマイナス七度。風が強いので体感温度はマイナス二〇度くらいです」とリポートを開始。観測隊がドリルで氷に穴をあけ、海洋生物の調査をする様子やペンギンの生態などを録画映像を使って紹介した。海水の酸性化について「酸性化がさらに進んだ場合、すしネタで貝やエビ、イカが使えなくなってしまう恐れもある」と話した。

 生徒らが強い関心を示したのは南極の氷だった。

 高橋さんが南極の氷の成り立ちについて解説し、「氷には数千年前の空気が閉じ込められている」と紹介。生徒らは、極地研が会場に持ち込んだ南極の氷をビーカーに入れて観察し、「泡だらけでいつもの氷と違う」「氷の中に何千年も前の空気が入っているなんて不思議で面白い」などと目を輝かせていた。

本物の南極の氷に興味津々の生徒ら

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