東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

博物館のいきもの 文京ふるさと歴史館に生息!?

歌川広景の「江戸名所道戯尽三十八小石川にしとみ坂の図」

写真

 文京区の「文京ふるさと歴史館」(本郷4)で9日、収蔵品展「ぶんきょういきもの大集合!−生息地は博物館」が始まった。絵画、本、道具など、意外なものの中に隠れている「いきもの」関連の資料約100点を展示する。3月17日まで。 

 文豪・夏目漱石の「吾輩(わがはい)ハ猫デアル」は、区内の千駄木で漱石が借りていた通称「猫の家」で執筆された。今回、漱石が友人で家主の斎藤阿具(あぐ)に贈った「吾輩ハ猫デアル」の書籍を四半世紀ぶりに公開。本名の「夏目金之助」の署名など、漱石自筆の書き入れのある貴重な資料という。

夏目漱石から斎藤阿具に贈られた「吾輩ハ猫デアル」

写真

 絵画では、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景 水道橋駿河台」のこいのぼりや、門人の歌川広景の「江戸名所道戯尽(どうけづくし) 三十八 小石川にしとみ坂の図」の犬などを紹介。本駒込、鶏声(けいせい)が窪(くぼ)、鷺坂など、現在や昔の区内の地名にも、動物や鳥の名があることから、場所を地図に落として示す。

歌川広重の「名所江戸百景水道橋駿河台」(いずれも文京ふるさと歴史館提供)

写真

 また、コウモリ傘も展示品の一つ。明治期は、和傘に対して、開いた形がコウモリの羽を連想させる西洋の傘をコウモリ傘と呼んだという。

コウモリ傘

写真

 展示担当者は「収蔵庫から『いきもの』を集め並べると、意外なものが隣り合わせになることも。博物館に『住む』いきものたちのさまざまな姿を楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 16日、28日、3月8日の午後2時から、担当者による展示解説を実施。参加費、申し込み不要。

 午前10時〜午後5時。入場料100円。中学生以下、65歳以上は無料。月曜休館(2月11日は開館、翌日休館)。問い合わせは、同館=電03(3818)7221=へ。 (井上幸一)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報