東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

<東京人>テレビアニメと中央線 トキワ荘からスタジオゼロへ

右から鈴木伸一さん、辻村深月さん、辻真先さん。荻窪にある「イナズマカフェ」にて

写真

 手塚治虫を慕い、全国の漫画少年が集ったトキワ荘(豊島区)。そこから巣立った漫画家たちは手塚治虫のテレビアニメ「鉄腕アトム」(一九六三年一月一日スタート)が登場すると、その背中を追いかけるように“アニメ”という夢に向かいます。トキワ荘からの系譜をたどる座談会では、トキワ荘出身の鈴木伸一さん、テレビアニメ草創期を支えた脚本家の辻真先さん、作家の辻村深月さんが登場。

 いち早く横山隆一のおとぎプロにアニメーターとして参加していた鈴木伸一さんは「鉄腕アトム」に衝撃を受け、おとぎプロを退職。その年の五月に石ノ森章太郎、藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)、つのだじろうらトキワ荘の仲間と、中野にアニメ制作会社「スタジオゼロ」を設立します。後に赤塚不二夫も加わり、「オバケのQ太郎」「パーマン」「おそ松くん」などの漫画作品をアニメ化しました。

 辻真先さんは、六三年十一月に放送が始まった「エイトマン」でテレビアニメの制作に関わり、数多くのアニメのシナリオを執筆、今も現役で活躍中です。

 鈴木さんや辻さんがつくってきたアニメを見て育った辻村深月さんは、今春公開される「映画ドラえもん のび太の月面探査記」の脚本を担当。「鈴木さんや辻さんたちがそうされてきたように、今の、それから未来の子どもたちに夢と憧れを渡せたら、アニメファンとしても幸せ」と辻村さん。アニメづくりのバトンは、次の世代へとつながっています。(「東京人」編集部・後藤隆基)

 ◇ 

 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、3月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報