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【東京】

新たな研究成果 日本橋から 共有実験室がオープン

バイオベンチャーの事業促進を狙い開設されたシェア型実験室=中央区で

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 三井不動産は、実験室(ラボ)を共有できるオフィスを中央区日本橋本町二に開業した。創業間もない大学発のバイオベンチャーなどの利用を想定している。都心にシェア型のラボができるのは日本で初めてという。

 シェアラボができるのはライフサイエンスビルの地下。共通の実験室に加え、個室の実験室が四つあり、うち一つは、病原微生物なども扱える「バイオセーフティーレベル2」に対応している。ただし人間に感染する病原体は持ち込まないという。十五チーム程度の入居をめどにしている。賃貸料は月二十五万円から四十万円程度になる。短期の利用や、説明会などで臨時に使うことにも対応する。

 シェアラボを運営するのはビヨンド・ネクスト・ベンチャーズ(中央区)という創業支援の企業。伊藤毅社長は「これまで実験室を借りようとすると、郊外になった。都心で初期投資を抑えながら、事業化ができる」とする。「日本の大学には多額の税金が投入されながら、研究成果はなかなか実用に至らず、特許収入はわずかにとどまっている。そんな状況を改善したい」と狙いを話している。

 日本橋本町は江戸時代から薬問屋が集まり、現在も製薬企業の本社が多い。三井不動産は日本橋周辺にバイオ企業の集積を目指している。 (吉田薫)

 

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