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【週替わりランチ】

エンテツさんの大衆食堂ランチ キッチンことぶき(サバ煮定食)

写真

◆健康感じる味に満足

 店頭から手づくり感があふれている。サバ半身そのままのサバ煮に、小鉢のキンピラもたっぷり。うまいから食もすすみ、73歳をすぎて、ますます衰えがちの食欲だが、丼めし一杯を軽く食べてしまった。これで650円は安い。表の写真入りのメニューには、「健康一番!おやじが作るおふくろの味」とある、なんだか本当に健康になった感じがした。

 20年ぶりに入ったのだが、この間に中野は大きく変わった。大型の再開発は、まだ続いているし、駅北口の細い路地にひしめく飲食店も入れ替わりが激しい。新しい店ができるのは町が元気な証拠なのだろう。だけど、新しいだけでは、ツマラナイ。同じ建物のまま「ことぶき食堂」から「キッチンことぶき」に店名は変り、内装も変えメニューも増えた。少しずつ新しくなりながら、味覚も面影も、どこか昔の中野と地続きである。

 20数年前によく来ていた頃の食堂のご夫妻の姿はないが、10数人も入れば一杯の食堂は、厨房(ちゅうぼう)の音まで愛(いと)おしく感じられた。いつまでも続いて欲しいと願わずにいられない。

 (大衆食堂の詩人・遠藤哲夫)

◇東京都中野区中野5の60の2 営業時間 11時半〜15時、17〜21時、日曜休み。3種のフライが選べるミックスフライ定食700円、豚しょうが焼定食680円、コロッケ定食650円ほか定食各種。おかず、納豆100円、冷奴150円、ハムエッグ290円など豊富。ライスセット230円。

 

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