東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京情報 > 食べる > 週替わりランチ > 記事

ここから本文

【週替わりランチ】

エンテツさんの大衆食堂ランチ 天平(オムライス)

写真

◆はち切れそうなふくらみ

 天平の看板には「民生食堂」の文字がある。民生食堂は戦後の大衆食堂の原型ともいうべき存在だ。米飯統制下の戦中戦後の外食券食堂は1951年に「東京都指定民生食堂」通称「民生食堂」に移行した。その年に天平は開業した。昭和30年代前半に建て替えられた木造2階建ての外も内も窓枠まで当時のままだ。

 2回ほど続けてさばみそ煮定食を食べたあと、何気なくオムライスを頼んだ。見た目から「よく肥えていて」うまそうだった。玉子焼きの包みがはちきれそうなほどふくらんでいる。そうそう、こういうオムライスは間違いなくうまいのだと思い出した。

 JR高円寺駅が最寄り駅だが、住所は中野区になる。1960年に19歳でこの店に立ち現在は一人で店を切り盛りする店主がつくるものは、なにを食べても安定したうまさだ。70代後半だが、まだまだ元気。だけど前の道路が拡張工事の真っ最中、大きくて強い力が、小さくても役に立ち親しまれてきた生業(なりわい)の前に立ちはだかる。(大衆食堂の詩人 遠藤哲夫)

 ◇東京都中野区大和町3の10の14。営業時間11時〜20時30分ごろ。金曜休。定食、アジフライ700円、さばみそ煮800円、まぐろ刺身1000円など各種。オムライス800円、チキンライス700円、やきめし700円、オムレツ450円など各種。高齢者一人で切り盛りするお店で配慮をお願いします。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報