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【親子でぶらり 学べるスポット】

気象科学館(東京都千代田区) 防災情報の大切さ紹介

P波とS波が届く様子を見ながら緊急地震速報が出たときの行動についてクイズに答える

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 「降り始めからの雨量が100ミリを超え…」。台風や集中豪雨の際に、よく耳にしますね。でも、どうやって量っているかご存じですか。

 「転倒ます型雨量計で量ります。降水(雨や雪)を濾(ろ)水器で受け、転倒ますに注ぎます。二つのますがシーソーのような構造になっていて、一方に降水量0・5ミリに相当する雨水がたまると転倒して水を排出します。転倒の回数で雨量が分かるわけです」。気象庁広報係長の千葉進也さんが説明してくれた。

 マスコットキャラクターの「はれるん」に出迎えられて館内に入ると、まずこうした実際の観測に使われている機器が勢ぞろい。超音波式積雪計では自分の身長を測ることができるから試してみよう。

 「ひょっとして大雨キューブ」で局地的な大雨の来る前兆を探し、「たつのすけ」で竜巻が発生する仕組みを学んだら、今度は「緊急地震速報トライアル」へ。P波(速度の速い縦波)とS波(遅い横波)が到達する様子を見ながら、速報が出た際の行動のクイズに答えよう。震度計を載せた台を自分で揺らして震度を測る装置も。かなり大きく揺らしたつもりでも震度5強程度だから、震度7がどのぐらい凄(すご)いか想像できる。

 津波シミュレーターでは、海面だけが荒れる波浪と、海の底から海面まで全体が押し寄せる津波の違いが一目瞭然だ。

 このほかにも火山観測、極地観測から地球温暖化対策まで、こぢんまりとしたスペースだが、盛りだくさんの内容だ。

 「予報や警報がどのように作られ発表されているかも解説しています。防災情報の中身を知り、いざというときに命を守る行動につなげていただきたいですね」と千葉さんは話している。 (仁賀奈雅行)

◆ひとこと

 「土・日・祝日には、ご協力により2人の気象予報士の方が説明員として常駐しています。ぜひどうぞ」と千葉さん。

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 ★メモ 東京都千代田区大手町1の3の4、気象庁内。地下鉄竹橋駅徒歩1分、大手町駅徒歩5分。気象観測機器の実物展示や防災知識を学べる体験型展示などが豊富。入館無料。年末年始休館。(電)03・3212・8341

●足を延ばせば…

 ★科学技術館 千代田区北の丸公園2の1、地下鉄竹橋駅徒歩8分。身近な身の回りの科学の不思議から宇宙の不思議まで、見て触って、体で感じながら関心を深められる体験型科学館。さまざまなワークショップなどイベントを毎日開催。原則水曜休館。入館料大人720円、中高生410円、4歳以上260円。(電)03・3212・8544

 ★昭和館 千代田区九段南1の6の1、地下鉄九段下駅すぐ。戦前から戦中戦後の暮らしを次世代に伝えるため開館した国立の施設。4万3000点以上の実物資料を所蔵、うち700点を常設展示。紙芝居上演(奇数月の第4日曜)などのイベントも。常設展示室の入場料大人300円、大高生150円、65歳以上270円。中学生以下無料。原則月曜休館。(電)03・3222・2577

 

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