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【親子でぶらり 学べるスポット】

東京理科大学数学体験館(東京都新宿区) ピタゴラスの定理を体感

楕円形のビリヤード。焦点に置いた球を壁のどこに当てても、もう一方の焦点に置かれた球に当たる

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 5日朝刊で紹介した近代科学資料館の地下に設けられ、レゲエ先生で知られる秋山仁(じん)さんが館長を務める。

 展示のベースとなっているのは、秋山館長がNHKの教育テレビなどに出演していた際、短い時間で子どもたちに分かりやすく説明するため工夫して作った模型や教具などだ。「さらに改良を加えたり新たなものも導入し、約70点の体験教具があります」。技術員の山口康之さんが説明してくれた。

 人気があるのは楕円(だえん)形のビリヤードだ。任意の2つの点(焦点)からの距離の和が一定になるような点が描いた曲線が楕円になるという性質を利用したもので、焦点に置かれた球を壁でクッションさせるともう一方の焦点に置かれた球に当たる。側(そば)には楕円を描くための器具も置かれているから試してみよう。

 「二項定理パチンコ」は、パチンコ台のように等間隔にクギが打たれている。中央から一度に多くの玉を転がすと、どんな分かれ方をするだろうか。真ん中が多く一番端が最も少ない。統計の基本となる二項分布だ。

 「三平方スライド」では(aの2乗)+(bの2乗)=(cの2乗)という直角三角形のピタゴラスの定理が正しいことが一目で分かるし、パラボラアンテナ2枚を使った「遠隔発火装置」は、片方の焦点にハロゲンランプを置くと、他方のアンテナの焦点付近が熱くなることが分かる。

 こうした教具を説明してくれるインストラクターは、数学の教師になることを目指している同大学の学生が務める。「学生も将来のために、どうすれば分かってもらえるか工夫して説明しています」と山口さん。「ただ展示されている教具は一点もの。丁寧に扱ってくださいね」とのことだった。(仁賀奈雅行)

◆ひとこと

 「数学は身近なもので、世の中の生活に役立っていることを感じ取ってもらえれば嬉(うれ)しいですね」と山口さん。

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 ★メモ 東京都新宿区神楽坂1の3、東京理科大学神楽坂キャンパス内。JR飯田橋駅西口から徒歩3分。入場無料。原則月・火曜休館。土・日は10時、水・木・金曜は正午開館でいずれも16時まで。8月11〜21日は休館。(電)03・5228・7411

●足を延ばせば…

 ★昭和館 千代田区九段南1の6の1、地下鉄九段下駅徒歩1分。「母と子の戦中・戦後」をメインテーマに、昭和10年ごろから昭和30年ごろまでの国民の暮らしに焦点を当てた博物館。実物資料4万3000点余りを所蔵。入場料大人300円、65歳以上270円、大高生150円、中学生以下は無料。原則月曜休館。(電)03・3222・2577

 ★科学技術館 千代田区北の丸公園2の1、地下鉄竹橋駅徒歩8分。身近にある科学の不思議から壮大な宇宙の仕組みまで、さまざまな展示やワークショップで紹介する体験型科学館。ホームページで見学モデルコースを紹介。入館料大人720円、65歳以上650円、中高生410円、4歳以上260円。一部の水曜休館。(電)050・5541・8660(8月31日まで)

 

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