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【親子でぶらり 学べるスポット】

谷川岳 天神平(群馬県みなかみ町) 魔の山、今は環境教育の場に

天神峠から真正面に谷川岳の雄姿が見える

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 谷川岳といえば、多くの遭難者を出した「魔の山」の印象を持つ人も多いだろう。たしかに一ノ倉沢などの岩壁群は古来、命知らずのクライマーの冒険心をそそってきた。

 だが2017年6月に一帯が日本で9番目のユネスコエコパークに登録されたこともあり、最近では環境学習の拠点という新しい側面が着目されている。

 手軽に、安全に高山の雰囲気を楽しめる天神平も家族向けのポイントだ。

 例えば土日の場合、JR上越新幹線「たにがわ401号」(東京駅発6時36分)に乗ると、上毛高原駅到着が7時53分。関越交通バスに乗り換えて、谷川岳ロープウェイ駅まで約45分。同ロープウェイに乗ると約10分で、9時すぎには、標高1319メートルの天神平に到着する。ここからリフトを使い、1502メートルの天神峠にも簡単に登れる。

 天神峠から眺める谷川岳は圧巻の迫力。トマの耳(1963メートル)、オキの耳(1977メートル)の2つの山頂が青空に映え、日本百名山の貫禄をみせつけてくれる。

 天神尾根を徒歩で登ると、3時間たらずで山頂付近に着く。登山靴、雨具など最低限の装備は必要だが、悪天候でなければ、初心者でも歩ける。最新の山の様子を知るには、群馬県谷川岳登山指導センターのホームページにアクセスするのがいい。9、10月の毎週金・土と9月16、23日、10月7日には、「天空のナイトクルージング」も開催。19〜21時にロープウェイを運行、満天の星に包まれて、夜空を旅し、天神平で天体観測などを楽しむ。問い合わせは、(電)0278・62・0401(みなかみ町観光協会)。紅葉の盛りは10月上旬〜11月上旬。標高差があるので1カ月は楽しめるという。 (坂本充孝)

◆ひとこと

 酒を飲んでは山ヤががなる谷川小唄という歌があった。♪夜の上野のプラットホーム 可愛(かわい)いあの娘が涙で止める…。懐かしいが、今や夜行列車も死語になった。 

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 ◆メモ 谷川岳ロープウェイ駅へのアクセスは、高崎駅から在来の上越線で水上駅まで行く方法もあるが、各駅停車で、意外に時間がかかる。水上駅からは定期バス(約25分)がある。

●足を延ばせば…

 ★湯テルメ谷川 みなかみ町谷川514の12。JR水上駅バス5分。町営の日帰り温泉館で、渓谷を見下ろす露天風呂と3つの源泉の内風呂があり楽しめる。料金は大人570円、3歳以上小学生以下260円、3歳未満は無料。営業10時〜20時半(7〜10月は9時から)。第3木曜は休館。駐車場あり(普通車40台)。(電)0278・72・2619

 ★一ノ倉沢 谷川岳ロープウェイ土合口駅から約3キロ。日本3大岸壁のひとつ。ロッククライミングの聖地で知られる断崖が連なる絶景を、沢の出合い付近から遠望できる。ただし出合いへ向かう道は環境保護のためにマイカー禁止で、平らな道を約1時間の歩きとなる。無料EVバスが走っているが、定員9人にすぎず、歩行弱者のためと理解したい。

 

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