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【比べてみま選科】

昔ながらの蚊取り線香

 今年は、梅雨明けが早く、記録的な暑さで、蚊は少なめだとか。しかし、俳句の季語にもある「秋の蚊」は、暴れ蚊ともいわれ、最後の力を振り絞り猛威をふるう。昔ながらの防虫製品である蚊取り線香を紹介しよう。 (価格は参考)

◆ミカンの皮など配合 工程には職人携わる

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■紀陽除虫菊「夕顔プレミアム天然蚊とり線香」

 創業は1910年。パッケージには「100年 匠(たくみ)の渦」と銘を記し、108年にわたり、蚊取り線香を作り続ける同社。キク科の植物のマーガレットによく似た薬用植物シロバナムシヨケギク(除虫菊)の子房に含まれる除虫効果のある天然殺虫成分「ピレトリン」を0.64%含有。主原料の除虫菊と、燃焼を安定させる木粉、粉同士をつなぐタブの木の粉、食用でんぷんなど、配合作業の工程には、現在でも職人が携わる。

 同社がある、和歌山県特産のミカンの皮なども配合し、やわらかい香りに仕上げた。無添加・無香料。4巻、10巻、30巻があり、486円〜。(電)073・492・0010

◆棒から渦巻きに進化 創業者夫人の提案で

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■大日本除虫菊「金鳥の渦巻(うずまき)」

 同社の創業者・上山英一郎が、1890年に世界初の蚊取り線香を発明。当初は棒状だったので、折れやすく短時間で消えてしまったが、英一郎の夫人が「渦巻きにすればよいのでは…」と提案。1902年に「渦巻型蚊取り線香」が登場。1世紀以上の伝統ある商品。現在も蚊取り線香といえば、この形が定番となっている。

 ピレスロイド系殺虫成分と木粉などの植物性粉末を混ぜ、この時点では茶色だが、同社は染料を使って緑色にしている。涼しげな草の葉の色をイメージしたという。

 おすすめは、約3時間の使い切りタイプで、ちょっと使いに便利な「ミニサイズ 20巻(缶)」(798円〜)。(電)06・6441・1105

◆天然の除虫菊はじめ 自然由来のみを使用

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■児玉兄弟商会「菊の香り」

 和歌山県にある、創業1920年の同社。天然の除虫菊粉末を主原料に粕(かす)粉末や、バレイショでんぷんなどの自然由来のみを使用。目や喉にやさしく刺激が少なく、ほのかに菊の香りが。殺虫効力のある「ピレトリン」の含有量が高い除虫菊を丹念に粉砕している。無着色・無香料。30巻、772円〜。

 ほか、厚みがあり、煙の量が桁違いに多い強力な防虫香「富士錦 パワー森林香(赤函(ばこ))」(30巻、2052円)や、タヌキ、イタチなどの嗅覚を刺激し忌避させる、唐辛子粉末などを配合した「獣よけ線香」(20巻、1728円)も。体に虫を寄せ付けず、キャンプや釣りなど、野外で活躍する。(電)073・492・1343

 

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