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【国際】

「重力波観測」?ネット盛り上がり アインシュタイン予言

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 【ワシントン=共同】アインシュタインが100年前に存在を予言した「重力波」を探索している米大学などの国際実験チーム「LIGO(ライゴ)」が、11日(日本時間12日未明)にワシントンで記者会見し、最新成果を発表する。宇宙から届く重力波を初めて検出すればノーベル賞級とされ、ネットでは「観測成功か」とうわさが飛び交い、物理学者らが盛り上がっている。

 重力波はアインシュタインが一般相対性理論で予言した。ブラックホールのような非常に重い物体が激しく動くと、周囲の時間の流れや空間が伸び縮みし、波のように伝わる現象で「時空のさざ波」と呼ばれる。あまりにも微小なため、直接観測に成功した例はない。

 観測できれば、重力や時空を説明する相対性理論の正しさをあらためて裏付けるだけでなく、光や電波では見えない天体の姿や生まれたての宇宙を調べられると期待されている。

 「LIGOが重力波を検出したとのうわさがある」。一月中旬、米大学の理論物理学者がツイッターに投稿した。実験チームの研究者ではないが真実味があると受け止められ、ネイチャー誌やサイエンス誌などの科学誌も追随してうわさを報じる異例の展開となった。

 うわさは、二つのブラックホールが合体する際に出た重力波を検知したという内容だ。これについてデータ解析チームを率いる米ジョージア工科大のカドナティ教授は取材に「観測が終わったばかりで慎重に分析をしているところだとしか言えない」と答えた。

 LIGOが使う重力波望遠鏡は、一辺の長さが四キロのパイプをL字形に設置した巨大な装置。米南部と西海岸に一台ずつ建設した。パイプが交わるところから直角の二方向に同時にレーザー光を放ち、それぞれ四キロ先の鏡に反射させ、戻ってきた光を観測する。

 

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