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【国際】

「先制的報復へ移行」 北、米韓上陸訓練に警告

12日、韓国南東部の浦項の海岸で行われた米韓合同の上陸訓練=島崎諭生撮影

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 【北京=城内康伸】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は十二日、米韓両軍が実施中の北朝鮮への上陸訓練「双竜訓練」を非難する声明を発表し、「先制的な報復攻撃作戦へと移行する」と脅した。朝鮮中央通信が伝えた。

 史上最大規模で展開する米韓合同軍事演習に、北朝鮮は反発を強める。核攻撃や報復攻撃で対応すると繰り返し表明しており、朝鮮半島情勢は緊張の度合いを高める一方だ。

 声明は「敵の軍事的対決狂気は極めて無謀になっている」と主張。「われわれの領土、領空、領海に対する侵略のたくらみが確認され次第、直ちに軍事的に制圧、掃討する」と警告した。

 米韓両軍による「平壌進撃を狙った上陸訓練」に対し、「ソウルをはじめとする南朝鮮(韓国)全域の解放作戦で対応する」と韓国全土への攻撃を準備していることを示唆。軍事境界線付近に配置された「第一次連合攻撃部隊」が「いま、この時刻から先制的な報復攻撃作戦に移る」とし、「最高司令部」の攻撃命令を待っていることを強調した。

◆1万7000人参加 米韓など訓練

 【浦項(ポハン)=島崎諭生】米韓両軍は十二日、韓国南東部の浦項で、北朝鮮を想定した上陸訓練「双竜訓練」をメディアに公開した。米韓両軍のほか、オーストラリア軍、ニュージーランド軍の部隊も加わり約一万七千人が参加。韓国での上陸訓練では過去最大規模とみられる。

 訓練は七日から始まった米韓合同軍事演習の一環。韓国メディアによると、今回の演習では初めて、先制攻撃も念頭に置いた新作戦「5015」を適用。上陸だけでなく、内陸部まで素早く進撃し、核やミサイル施設に打撃を与える訓練まで行うという。

 訓練には米軍の強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」など艦艇約三十隻、米軍の新型輸送機オスプレイを含む航空機五十機以上が投入されている。海兵隊員らが海岸に上陸した後、内陸部に拠点を築く訓練を行う。

 

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