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【国際】

日本でも販売「ホメオパシー」幼児薬 米で10人死亡?調査へ

 【ニューヨーク=共同】「ホメオパシー」と呼ばれる代替医療で販売されている幼児向けの薬で、過去六年間に十人が死亡し、約四百人が健康被害を受けた可能性があるとして、米食品医薬品局(FDA)が十四日までに調査に乗り出した。

 調査対象となっているのは、ホメオパシー薬を手掛ける米ハイランド社が製造、販売する幼児用の製品。歯の生え始めの痛みを和らげるとしているが、FDAは死亡のほかに昏睡(こんすい)状態、嘔吐(おうと)などの報告があると指摘している。

 FDAは九月三十日、消費者に利用の中止と廃棄を勧告する声明を発表。これを受け、米薬局大手CVSヘルスは、全ての関連商品を店舗から撤去した。

 健康被害の理由は調査中だが、FDAが二〇一〇年に同社の製品に出した警告では、ナス科植物で強い毒性を持つ「ベラドンナ」の成分を含んでいると指摘した。

 ハイランド社は「現時点で商品と健康被害を関連付ける医学的、統計的な証拠は示されていない」と反論する声明を出した。

 ◇ 

 日本国内でも、ハイランド社の商品で、乳歯の生え始めた幼児の痛みのため使う「Teething Gel」(生歯ジェル)がネット販売などされている。FDAが警告するベラドンナについて、国立健康・栄養研究所などは重症な中毒症例が報告されているとして小児の使用を避けるよう注意を呼び掛けている。

 

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