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【国際】

南スーダンの反政府トップ「首都攻撃も」 和平合意は崩壊

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 【ヨハネスブルク=共同】南スーダンの反政府勢力トップ、マシャール前第一副大統領は二十六日、共同通信の単独インタビューに対し、南スーダンの内戦について「政治的解決策が見いだせなければ(首都)ジュバが標的になる」と述べ、首都攻撃も辞さない姿勢を示した。その上で政府軍と戦えば「勝てる」と強調した。滞在先の南アフリカ・ヨハネスブルク近郊で取材に応じた。

 日本は南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊を派遣、「駆け付け警護」などの新任務付与に向けて最終調整に入っている。ジュバの情勢について、日本政府は比較的安定していると判断しているが、マシャール氏は「ジュバとその周辺では散発的な戦闘が起きている」と否定的見解を示した。

 内戦の現状を巡っては「和平合意は崩壊した」と断言。当面は「(政府側との)対話の機会を求めていく」として、周辺国とも連携しながら和平の枠組みへの復帰を目指す方針を示す一方、協議が不調に終われば内戦を継続する意思を示した。

 反政府側の実力について「(国民の)われわれへの支持は広がっている」「政府軍より訓練された良い部隊だ」と述べ、政府軍打倒に自信をのぞかせた。

 南スーダンでは七月にジュバで、政府軍と反政府勢力の間で大規模な戦闘が発生。マシャール氏は戦闘後ジュバを脱出して国外に逃れ、キール大統領から第一副大統領を解任された。

 マシャール氏は、南スーダンにとどまる指揮下の兵士らには「自己防衛」をするよう国外から指示を与えていると説明。「戦争行為の一環」としてジュバへの必需品の供給を遮断しているとも述べた。

 

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