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【国際】

北朝鮮「新ミサイル成功」 日米首脳会談の直後 日本海に落下

北朝鮮の労働新聞が13日掲載した、新型の地対地中長距離弾道ミサイル「北極星2」の発射実験の写真=共同

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 【ソウル=上野実輝彦】北朝鮮の朝鮮中央通信は十三日、新型の中距離戦略弾道ミサイル「北極星2」の試験発射が十二日に行われ、成功したと報じた。韓国軍合同参謀本部によると、十二日午前七時五十五分ごろ、北朝鮮北西部の平安北道亀城(ピョンアンプクトクソン)付近からミサイル一発が発射され、高度五百五十キロに達し、約五百キロ飛行して日本海に落下した。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は今年に入って初めて。日米首脳会談に合わせて発射することで、トランプ米新政権の対北朝鮮政策の出方をうかがうとともに、十六日に控えた故金正日(キムジョンイル)総書記の生誕七十五年の節目に向けて、国内の結束を図る狙いがあるとみられる。

 訪米中の安倍晋三首相はトランプ米大統領と記者会見し「断じて容認できない」と非難。トランプ氏は日本への支持を強調した。

 朝鮮中央通信によると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が現地視察したという。金委員長は昨年八月に成功したとする潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」の射程を延ばした地対地弾道ミサイルの開発を指示していた。同通信は、高出力の固体燃料エンジンを利用し、高角度で発射して飛距離を抑えたとしている。韓国軍は、SLBMの技術を利用した新型中距離弾道ミサイルとみている。

 日米韓三カ国の要請を受け、国連安全保障理事会は緊急会合の開催を決定。韓国の金寛鎮(キムグァンジン)・国家安全保障室長はフリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と電話協議し、北朝鮮を糾弾し米韓が挑発抑制に向け協力を続けることで一致した。

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 北朝鮮は昨年、ムスダンを複数回試験発射し、六月には高度千キロ以上、飛距離約四百キロに達した。一方で空中爆発するなど失敗も多く、技術安定性に問題があるとの指摘や、新型エンジンの実験を行っているとの指摘も出ていた。

◆安保理緊急会合 あすにも開催

 【ニューヨーク=東條仁史】北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は十二日、緊急会合を開くことを決めた。十三日午後(日本時間十四日午前)になる見通し。日米韓三カ国が、緊急会合の開催を要請した。

 米国のヘイリー国連大使は、一月に上院外交委員会で開かれた指名承認公聴会で、北朝鮮の核開発阻止に向けた国連の対応を批判している。トランプ大統領も国連に対して懐疑的な見方を示しており、緊急会合での発言が注目される。

 

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