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【国際】

トランスジェンダーのトイレ利用 「心の性別で」通達をトランプ政権撤回

 【ニューヨーク=北島忠輔】トランプ米政権は二十二日、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒が公立学校で利用するトイレや更衣室について、州や地方レベルで方針を決めるべきだとする見解を示した。オバマ前政権が心の性に合致するトイレ利用を認めるよう全米の教育委員会に指示した昨年五月の通達は、撤回した。

 司法省と教育省は連名で文書を出し、オバマ政権の通達を「重要な訴訟を引き起こした」と指摘。昨年八月にテキサス州の連邦地裁が「議会が決める問題」として通達の効力を全米で差し止めたのを踏まえ「州や地方の学区などが教育政策を定める基本的役割を担うべきだ」としている。

 トランスジェンダーを巡っては、男女どちらの性別のトイレを使うべきかの議論がここ数年で活発化。オバマ政権は昨年五月、教育現場での性差別を禁止した連邦法はトランスジェンダーにも当てはまるとの見解を示した。これに対し、南部テキサス州などが反発。保守層の多い十三州が撤回命令を求めて提訴した。心の性に合致するトイレを使えない生徒が教育委員会を訴えた例もあり、連邦最高裁は今年、この問題で司法判断を示すとみられていた。

 性的少数者(LGBT)の支援団体からは「トランプ政権の政策はいじめや仲間外れを容認している」との批判が噴出した。

 

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