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【国際】

中国主席、米国務長官と会談 米中協力の利益強調

19日、北京の人民大会堂で、ティラーソン米国務長官(左)と握手する中国の習近平国家主席=共同

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 【北京=平岩勇司】中国の習近平国家主席は十九日、北京を訪れたティラーソン米国務長官と人民大会堂で会談し、「両国の共同利益は相違点よりはるかに多い。協力が唯一の正しい選択だ」と述べた。トランプ米大統領との早期の首脳会談開催にも期待を示した。首脳会談は四月上旬に米国で行う方向で調整中とされる。

 新華社通信によると、習氏は「私とトランプ氏の間で到達した共通認識に基づき、デリケートな問題を管理し、両国関係を発展させたい」と強調。二月の電話協議でトランプ氏が、中国と台湾は不可分とする「一つの中国」政策を認めたことを指すとみられ、中国の「核心的利益」の受け入れを念押しした上でトランプ政権との連携を強化したい考えをにじませた。

 ティラーソン氏は、トランプ氏が早期の首脳会談を希望し、機会があれば訪中したい意向だと伝え、「今後五十年間の米中関係の発展を確定させたい」と応じた。

 習氏は二〇一三年に国家主席に就任して以来、「米国との関係を強化すれば、他国との関係もおのずと定まる」(共産党筋)という方針で対米関係を最重要視してきた。だが、トランプ氏は貿易赤字や為替操作、北朝鮮問題などで中国批判を展開。習氏は、実務家で現実路線を取るティラーソン氏を通じ、米中協力のメリットをトランプ氏に伝えた形だ。一方で米国は、早期の首脳会談開催に応じることで中国側の譲歩を引き出す狙いとみられる。

 

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