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【国際】

安保理、ミサイル発射 北朝鮮を強く非難 報道声明 米ロ合意

 【ワシントン=東條仁史】国連安全保障理事会は二十日、北朝鮮が十六日に実施したミサイル発射を強く非難し、挑発行為を続ければ「制裁を含め、さらなる重要な措置を取ることで合意した」との報道声明を発表した。十九日までの交渉では文言を巡る米ロ間の調整が難航し、声明の取りまとめが困難な情勢に陥っていた。シリア問題で激化する米ロの対立が北朝鮮問題にまで拡大するのを回避するため、歩み寄ったとみられる。

 米国のヘイリー国連大使は、発表を受けて「私たちは北朝鮮の核実験もミサイル発射も見たくない。もし制裁や他の行動を検討せざるを得なくなったら、わたしたちはやる」と、武力行使も念頭にあることを表明した。

 声明では、ミサイル発射を「安保理決議違反」と強く非難した上、相次ぐミサイル発射に「最大限の懸念」を表明。これ以上、核実験を行わないように要求した。さらに、重要な措置の例示として「制裁も含め」の文言を追加したことで、北朝鮮に対し、より強く自制を求めた。

 米国が作成した声明の草案では、過去の声明に盛り込まれていた「対話を通じた平和的、広範な解決策」という文言から「対話を通じた」の部分が削除されていた。これにロシアが反発して協議は滞っていたが、この部分を復活することで米側が折り合った。

 日本の別所浩郎(こうろう)国連大使は「ミサイル発射は、成功であれ失敗であれ、強く非難されるべきだ。安保理が結束を示し、非常に強いメッセージを出せたことを歓迎する」と述べた。

 

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