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【国際】

トランプ氏、機密漏えいか 大統領の資質に疑問視

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領が過激派組織「イスラム国」(IS)に関する機密情報をロシアのラブロフ外相に漏らしたとする米紙報道を受け、トランプ氏は大統領としての基本的な資質も疑問視される事態となってきた。米世論では、トランプ氏がロシアによる米大統領選介入疑惑を指揮していたコミー連邦捜査局(FBI)長官を解任したことに反発が高まっているさなかで、政権は厳しい批判にさらされそうだ。

 十五日のワシントン・ポスト紙によると、政府関係者はトランプ氏がラブロフ氏との会談の際、「私は素晴らしい情報を持っている。毎日、情報機関からブリーフを受けている」と語ったことを明かした。

 同紙は「トランプ氏は自身の情報網を自慢したかったようだ」と指摘。別の政府関係者は同紙に「トランプ氏は情報や国家の安全保障の重みを理解していない」と指摘し、最高権力者としての資質に疑問の声を上げた。

 しかしトランプ氏は十六日朝のツイッターで、「私は大統領としてロシアとテロや航空便の安全に関する情報を共有したかった。それを行う絶対的な権利が私にはある」と釈明。情報漏えいを否定する言葉はなかった。上院民主党トップのシューマー院内総務は「事実だとしたら米国や各国の情報機関関係者の命を危険にさらす」と懸念を表明。

 トランプ氏は、コミー長官を九日に突然解任。米紙ウォールストリート・ジャーナルと米NBCテレビが十四日に発表した合同世論調査によると、疑惑を捜査するために独立した権限を持つ「特別検察官」を任命すべきかについて、78%が「必要だ」と回答。長官解任を「支持しない」と答えた人は38%で、「支持する」(29%)を上回った。

 

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