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【国際】

トランプ氏の対ロ疑惑で特別検察官任命 米民主党は弾劾を視野に

17日、ホワイトハウスで手を振るトランプ米大統領=ロイター・共同

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 【ワシントン=後藤孝好】ロシア疑惑を巡る特別検察官にロバート・モラー元連邦捜査局(FBI)長官(72)が任命されたことに関し、米連邦議会では十七日、与野党から真相究明を期待して歓迎する発言が相次いだ。ニクソン大統領辞任に発展したウォーターゲート事件を引き合いに「ロシアゲート」と批判される中、野党民主党は大統領弾劾を視野に議会による独立調査の要求を強めている。

 トランプ米大統領を擁護してきた与党共和党のライアン下院議長は声明で「下院は事実に基づき、独立した調査を行おうとしていた」と述べた後、「モラー氏の特別検察官への任命はこの目的と一致しており、歓迎したい」と評価した。

 共和党重鎮のマケイン上院議員はツイッターで「米大統領選へのロシアの介入について、あらゆる角度から徹底的に調べてくれると確信している」と疑惑解明に強い期待を寄せた。

 民主党のペロシ下院院内総務は声明で「特別検察官の任命は最初の一歩にすぎない。特別検察官を任命しても、議会による調査の必要性は否定されない」と指摘。下院で独立調査委員会を設置するよう求めた。

 民主党は、特別検察官の捜査や議会での徹底した調査で違法性を明らかにし、大統領を罷免する弾劾につなげることを狙う。グリーン下院議員は十七日の下院本会議で「司法妨害を理由に、大統領の弾劾を求める」と訴えた。

 共和党の保守強硬派からも「ロシアゲート」が事実なら弾劾に値するとの声が上がる。トランプ氏から距離を置く動きが加速すれば、政権運営が滞る事態に陥る可能性も。上下両院は真相究明に向け、FBIのコミー前長官の公聴会への出席や、トランプ氏とコミー氏の会話を記録したメモの提出を求めるなど、特別検察官の捜査と並行して調査を進める構えだ。

 

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