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【国際】

沖縄弾圧は「人権侵害」 基地抗議活動 山城議長が国連演説

国連人権理事会で演説する山城博治議長=15日、ジュネーブで(垣見洋樹撮影)

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 【ジュネーブ=垣見洋樹】米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設に伴う名護市辺野古での新基地建設などに対し抗議活動を続けている沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長が十五日、ジュネーブの国連人権理事会で演説した。抗議活動により長期勾留された自身の体験を紹介し「日本政府が人権侵害をやめ、新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求める」と訴えた。

 山城さんは五カ月間の長期勾留について「弁護士以外との接見を禁じられ、家族とも会うことを許されなかった。自供と抗議運動からの離脱を迫られた」と、当局による人権侵害だったと指摘した。

 基地建設への抗議活動に対して警察が大幅に増員されたことにも触れ、「私も、沖縄県民もこのような弾圧に屈しない」と、抗議を続けていく意思を示した。

 山城さんは市民運動のリーダー的な存在。米軍キャンプ・シュワブのゲート前にブロックを積み工事車両の進行を妨害した容疑などで逮捕され、公判中。国連人権理では非政府組織(NGO)が意見表明できるため、裁判所で旅行許可の手続きを取ってジュネーブ入り。演説は、沖縄国際人権法研究会代表として臨んだ。

 人権理では十二日、日本の言論と表現の自由について報告を行ったデービッド・ケイ国連特別報告者が「特に沖縄のような激しい論争の地域では、デモに対して必要かつ、(活動内容に)つり合った規制にとどめること」を要請した。

◆山城議長の演説全文 

 私は沖縄における米軍基地による人権侵害に対し、平和的な抗議運動を行っている山城博治です。

 日米両政府は沖縄の人々の強い反対にもかかわらず、新たな軍事基地を沖縄に建設しようとしています。

 市民は沖縄の軍事化に反対して毎日抗議活動を行っています。日本政府はその市民を弾圧し、暴力的に排除するために大規模な警察力を沖縄に派遣しました。

 私は抗議活動の最中、微罪で逮捕され、その後、二回さかのぼって逮捕されました。勾留は五カ月間にも及びました。

 面談は弁護士以外との接見を一切禁じられ、家族とも会うことを許されませんでした。私は自供と抗議運動からの離脱を迫られました。

 これらは当局による明らかな人権侵害です。

 しかし私も、沖縄県民もこのような弾圧に屈しません。私は、日本政府が人権侵害をやめ、新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求めます。

 

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