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【国際】

W杯会場建設に北朝鮮労働者 ロシア組織委「問題ない」

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 【モスクワ=栗田晃】来年六月のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のスタジアム建設に、北朝鮮からの労働者が加わっていたことが明らかになった。ロシアのW杯組織委員会のアレクセイ・ソロキン事務総長は本紙の取材に対し「人数はわずかだ。北朝鮮の労働者を雇うことは二国間の合意に基づいており、問題はない」と述べ、事実関係を認めた。

 世界最大のイベントが、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の外貨獲得の手段に利用されていたことに批判が高まりそうだ。

 ロシア第二の都市、サンクトペテルブルクのW杯スタジアム建設を巡っては、ノルウェーのメディアが今年二月、大勢の北朝鮮労働者が働き、報酬は政府に流れていると指摘。英紙ガーディアンは五月末、国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長が問題を把握し、組織委に対応を要請したと伝えていた。

 ソロキン氏は「発注元の市当局から『三次か四次の下請け企業が、北朝鮮労働者を雇っていた』との報告を聞いている」とした上で、「労働条件に違法性はなかった。国際法にも違反しない」と主張した。

 ロイター通信によると、国連の推計(二〇一五年)では、ロシアや中国などで北朝鮮労働者が五万人以上働き、北朝鮮政府が年間十二億〜二十三億ドル(約千三百億〜二千五百億円)を「搾取」しているとされる。

<W杯ロシア大会> 来年6月14日から7月15日までモスクワ、サンクトペテルブルク、ソチなどロシア国内の11都市12会場で行われ、各大陸予選突破チームと開催国ロシアの32チームが出場。日本は現在、6大会連続出場をかけてアジア最終予選に臨んでいる。

 

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