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【国際】

米爆撃機、日韓と訓練 北ミサイル発射をけん制

 【ソウル=上野実輝彦】米空軍は三十日、B1戦略爆撃機二機を日韓の上空に派遣し、航空自衛隊や韓国空軍と軍事訓練を実施した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った北朝鮮を日米韓三カ国でけん制する狙い。韓国政府は圧力強化の一環として、在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)を本格運用する検討にも入った。

 空自によるとB1戦略爆撃機は三十日、グアム基地から韓国に向かう途中で九州周辺の上空で自衛隊のF2戦闘機二機と合流し、合同訓練を実施した。

 韓国空軍によるとB1戦略爆撃機はその後、済州島(チェジュド)南部を経由し、在韓米軍基地のある烏山(オサン)上空や黄海上空を飛行。空軍のF15戦闘機四機と訓練を行った。

 B1戦略爆撃機は北朝鮮の核施設の正確な攻撃や、指揮所が置かれる地下施設の爆撃が可能。朝鮮半島有事の際は二時間程度で飛来するとされ、韓国軍は「断固として対応する決意を示した」と説明している。

 一方、韓国軍は二十九日、THAAD発射台六基のうち未配備の四基の早期配備に向け米国と協議する方針を公表した。政府は二十八日、一年以上かかる配備地の環境影響評価の実施を決めたばかりだった。配備に慎重な文在寅(ムンジェイン)大統領が方針転換し、圧力を強める米国に足並みをそろえた。

 韓国内では、米本土が北朝鮮の核ミサイルの射程に入れば、有事の際に米軍が増援をためらいかねないとの懸念がある。文氏には米韓同盟を強調し、両国の亀裂を未然に防ぐ狙いもあるとみられる。

 

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