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【国際】

北の対外機関幹部更迭 日朝会談で通訳が務める

2002年9月17日、平壌市内の百花園迎賓館で、握手する小泉首相と金正日総書記(右)の間に立つ通訳の黄虎男氏(右から2人目)=共同

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 【北京=城内康伸】二度の日朝首脳会談で故金正日(キムジョンイル)総書記の通訳を務めた北朝鮮の対外交流機関「朝鮮対外文化連絡協会」の黄虎男(ファンホナム)副委員長が昨年八月ごろ、更迭されていたことが分かった。地方の鉱山で労働に従事しながら思想の再学習をする「革命家教育」を受けているとされる。北朝鮮消息筋が明らかにした。

 消息筋によると、黄氏は昨年四月に中国南部で起きた、北朝鮮レストランの女性従業員ら十三人が集団脱走し、韓国に亡命した事件に何らかの関与があり、その責任を問われたという。妻と共に中国との国境に近い咸鏡北道(ハムギョンプクド)北部にある茂山(ムサン)の鉄鉱山に送られたもようだ。

 ただ、別の消息筋は「いずれ平壌に戻され、復権する可能性はある」と話している。

 一九六五年生まれの黄氏は平壌外国語大学日本語学科を卒業し、流ちょうな日本語を使う。九〇年に自民党の金丸信元副総理が訪朝し、故金日成(キムイルソン)主席と会談した時や、二〇〇二年と〇四年に小泉純一郎首相(当時)が金総書記と会談した際に、北朝鮮側の通訳を務め、日本でもその名が知られた。

 

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