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【国際】

「クルド独立」賛成多数確実 イラクで住民投票

25日、イラク北部のクルド人自治区アルビルで、独立への賛成票を投じる有権者(左)=奥田哲平撮影

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 【アルビル(イラク北部)=奥田哲平】イラクからの分離独立の是非を問うクルド人自治区の住民投票が二十五日に実施された。米国や国連、周辺国が投票の中止・延期を要請する中、自治政府トップのバルザニ議長は「これまでのイラク中央政府との関係は失敗だった。この関係には戻らない」として強行した。

 投票は自治区に加え、自治政府の治安部隊が実効支配し、イラク中央政府と対立する油田都市キルクークなどの係争地も含まれる。地元メディアによると、有権者数は約五百三十万人。早ければ二十六日中に結果が公表されるが、賛成多数は確実な情勢だ。

 投票所には早朝から民族衣装を着た有権者が詰め掛けた。運転手アジズさん(42)は「他国に占領されてきた私たちは長年、この日を待ち望んでいた。歴史的な日だ」と喜んだ。

 バルザニ氏は二十四日の会見で「住民投票は自分たちの未来を決める一歩。その後に長い対話が始まる」と強調。これに対し、イラクのアバディ首相は同日、国境や空港管理の権限を明け渡すよう要求。イランはクルド自治区を結ぶ航空便を停止した。

 

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