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【国際】

ドイツ躍進右派 内紛 代表、強硬路線反発し離党

 【ベルリン=垣見洋樹】ドイツ連邦議会(下院)選挙で、第三党に躍進した新興右派「ドイツのための選択肢(AfD)」で早くも内紛が勃発した。党の顔として人気の高いペトリ代表が党内の急進右派を批判し、離党を表明。ペトリ氏支持派が後に続き、党が分裂する可能性もある。

 「われわれは時折、極端な(右寄りの)立場をとることをやめなければならない」。二十五日午前、ベルリンで開かれたAfDの記者会見。国政初進出で喜びに沸く幹部とともに壇上に並んだペトリ氏は突如、身内を批判。会派からの離脱を表明し、席を立った。さらに翌二十六日にはAfDからの離党も表明した。

 ガウラント副代表は過去に「両大戦でドイツ兵が成し遂げたことを誇りに思う権利がある」と愛国主義的な歴史認識を披露。ペトリ氏は党のイメージが悪化するとして、不快感を示していた。

 二十五日の会見で同氏は、次回選挙の二〇二一年までに政権担当能力を備える現実路線を掲げた。しかし、ガウラント氏は「われわれは真の野党になりたい」と政権への批判勢力を目指す正反対の方針を示し、亀裂は決定的になった。

 ドイツメディアによると、党内のペトリ氏支持派は以前から同氏に同調する党員を募っていた。州議会議員の一部は二十五日、党の過激路線に反発し、AfD会派を離脱すると表明。分裂すれば党勢の弱体化は避けられない。

 

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