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【国際】

「真の普通選挙」葬られ無念 「雨傘運動」3年 香港で集会

28日、香港島で、「雨傘運動」発生から3年の集会にシンボルの黄色い傘を手にする参加者ら=共同

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 【上海=浅井正智】香港で行政長官選挙の民主化を求めた「雨傘運動」発生から三年となった二十八日、香港島の政府庁舎前で市民数百人が集会を開いた。

 三年前のこの日、警官隊が群衆に向けて催涙弾発射を始めた午後五時五十八分に合わせ、参加者は三分間黙とう。雨傘運動での死者はいないが「真の普通選挙」が葬り去られたことに無念の気持ちを表した。催涙弾に見立てて水蒸気を噴霧。当時の音声も流し、衝突の様子を再現した。

 香港紙・リンゴ日報(電子版)によると、母親とともに雨傘運動に加わった十歳の少年も集会に参加。「将来は政治家になり、次の世代のために自由を勝ち取りたい」と話した。

 ただ集会参加者は年々減少。天安門事件の追悼行事参加者が減り続けているのと併せ、市民の関心低下が著しい。香港中文大学などで今月四日から掲げられた「香港独立」の横断幕はすでにほとんど撤去され、香港に対する中国の圧力も強まっている。

 

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