東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

2被告、起訴内容を否認 マレーシア 金正男氏殺害初公判

ドアン・ティ・フオン被告(左)、シティ・アイシャ被告(右)=マレーシア警察提供・共同

写真

 【シャーアラム=共同】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴された女二人は二日、首都クアラルンプール近郊のシャーアラム高裁で開かれた初公判で起訴内容を否認した。

 マレーシアの刑法では、殺人罪で有罪となれば死刑が言い渡される。二被告はこれまで「いたずら番組に出演していると思っていた」と主張していた。

 事件は北朝鮮の国家的関与が疑われているが、二被告に指示したとされる北朝鮮国籍の男四人は事件直後に母国に逃げたとみられ、真相解明は困難となっている。マレーシア警察は正男氏の目や顔から猛毒の神経剤VXを検出し、毒殺と判断。公判で検察側は「二被告がVXを塗って殺害したことや、男四人と共謀して殺害する意図があったことを立証する」と述べた。弁護側は、起訴状に警察が公表した男四人の名前を明記するよう要望した。

 北朝鮮の代理人も出廷し「北朝鮮に向けられた疑いに関して、しかるべきときに反論する」とした。公判では男らの関わりが、どこまで明らかになるかが注目される。

 起訴されたのはベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(29)と、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(25)。起訴状などによると、今年二月十三日午前九時ごろ、北朝鮮国籍の男四人と共謀、クアラルンプール国際空港の出発ロビーで正男氏を殺害したとされる。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報