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【国際】

米乱射容疑者 銃42丁押収、周到準備 動機の解明急ぐ

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 【ラスベガス=赤川肇】米西部ネバダ州ラスベガスのカントリー音楽のコンサート会場で一日夜に発生した銃乱射事件で、捜査当局は二日、自殺したスティーブン・パドック容疑者(64)の自宅などから、計四十二丁の銃や爆発物を押収したことを発表。周到に準備された犯行との見方が強まった。銃乱射による死者は少なくとも五十九人、負傷者は五百二十七人に上った。国際テロ組織との関連は確認されておらず、当局が動機の解明を急いでいる。

 地元警察は二日、容疑者が乱射した場所とみられる、コンサート会場に近いホテル三十二階の部屋から二十三丁の銃などが見つかったと明らかにした。一部の銃には機関銃に改造しようとした跡があったという。さらに、ネバダ州メスキートの容疑者宅からは、少なくとも十九丁の銃器と複数の爆発物、数千の銃弾が発見された。電子機器も見つかり、当局が機能などを調べている。

 また、地元警察の広報担当者は二日夜、報道陣に、容疑者と交際していた女性が東京に滞在中との情報をつかんでいると明かし「彼女は容疑者ではないが、戻ってくれば事情を聴きたい」と話した。

 過激派組織「イスラム国」(IS)は系列のアマク通信を通じ、パドック容疑者を「ISの兵士」だと主張する声明を出した。だが、米連邦捜査局(FBI)幹部は「国際的なテロ組織との接点はない」と否定的な見方を示した。

 ロイター通信などによると、パドック容疑者は二〇一五年、メスキートにある退職後の高齢者が多く居住する地区に自宅を購入し、女性と暮らしていた。米南部フロリダ州オーランドに住む容疑者の親族は米メディアに対し、容疑者はギャンブルが好きで、争いを好まない性格だと指摘。「政治的、宗教的な団体とは無関係だった」と語った。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、パドック容疑者がメスキートの銃販売店で昨年、計三丁の拳銃とライフル銃を購入したと報じた。店の責任者は、容疑者について「犯罪歴はなく普通の人」と印象を漏らしたという。

     ◇

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は三日午前の会見で、乱射事件について「現時点で日本人が巻き込まれたという情報には接していない」と述べた。容疑者の交際相手が東京に滞在しているという情報については「政府としては承知していない」と述べた。

 

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