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【国際】

独立宣言、日程明言せず カタルーニャ 州首相が国王非難

 【バルセロナ=竹田佳彦】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立をめぐる住民投票で独立派が勝利したのを受け、プチデモン州首相は四日夜にテレビ演説し、国王フェリペ六世が州政府指導者を批判したことについて「カタルーニャ人の思いを顧みず失望させた」と非難した。近く州議会が行うとみられる独立宣言の日程については明言しなかった。

 プチデモン氏は、国王が「住民の気持ちをまったく理解していない」と指摘。住民に対して、独立に向けて「平和と対話、合意にもとづいて進める。辛抱強く待ってほしい」と訴えた。

 また中央政府側との対立緩和へ向けて「いまこそ仲裁が必要だ」と述べ、改めて国際社会の調停を求めた。

 一方、中央政府はプチデモン氏の演説を受け声明を出し、「交渉の前に、州側は順法精神に戻る必要がある」として、無条件での対話には応じない姿勢を強調した。

 住民投票の正式結果や独立宣言の発表に向けた今後の手続きが演説で発表されるとの見方もあった。

 一方、州政府は同日夜、投票結果を評価するため州議会を九日に開くと発表。投票当日、約四百カ所の投票所が中央政府に閉鎖され投票箱が押収されており、対応を協議するとみられる。州の住民投票関連法では正式結果の発表後二日以内に独立を宣言すると規定している。

 国王は三日のテレビ演説で、中央政府や憲法裁判所の違憲判断を無視して投票を実施した州政府が「法律と民主主義から逸脱している」と強く非難していた。

 

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