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【国際】

「独立問題、対話が優先」 カタルーニャ外交評議会代表

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 スペイン北東部カタルーニャ自治州政府が独立を問う住民投票を強行して8日で1週間。独立賛成票90%の公式開票結果発表を受け、州首相は10日に州議会で演説する予定。独立を巡り対立する州と中央政府の対応の行方をカタルーニャ外交評議会のアルベル・ロヨ代表に聞いた。 (バルセロナ・竹田佳彦、写真も)

 −住民投票関連法では公式開票結果の公表日から「二日以内に独立宣言する」との規定。対話は可能か。

 「週末を含まず、十日の州議会本会議が期限。(州側が)当初九日予定を憲法裁判所の差し止め命令に従ったのは、これ以上の対立を避けるため。もし国際機関の仲裁などで対話が始まれば、二日以内のカウントダウンはひとまず止まるだろう。独立するにしても、まずは対話が優先される」

 −国政と州政に共通の政党もある。対話の糸口は。

 「ラホイ首相率いる国民党の州内での影響力は限定的だ。独立に反対の立場だから、進んで対話に応じることはないのではないか」

 −対話抜きで独立を宣言した場合はどうなるか。

 「独立への移行期間に中央政府との交渉や、国際機関、各国からの承認を得るため働き掛けを進める。国境管理は重要な問題なので、欧州連合(EU)などの協力は得られると思う」

 −スペイン国王フェリペ六世が三日の演説で州政府の対応を強く非難した。

 「国王は、憲法で『国家の統合と永続の象徴』とされるが、演説内容は、地域の自治や価値観を認めない中央の主張そのもの。政権による国王の政治利用だ」

<カタルーニャ外交評議会> カタルーニャを取り巻く状況を対外発信するため2012年に州政府や州都バルセロナ市、経済団体、大学など約40団体が結成した半官半民の組織。今月1日の住民投票では国際的な監視団を招いた。

 

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