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【国際】

正恩氏「核開発を継続」 党中央委総会 結束強化図る

平壌で8日、故金正日氏の総書記就任20年の記念日を祝い、北朝鮮国旗を振る男性=共同

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 【北京=城内康伸】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は八日、朝鮮労働党中央委員会第七期第二回全員会議(総会)が七日、平壌で開かれたと伝えた。金正恩(キムジョンウン)党委員長が情勢報告を行い、核開発と経済建設を同時に進める「並進路線」貫徹と「国家核武力建設の歴史的大業完遂」を呼びかけ、核・ミサイル開発を継続する方針をあらためて表明した。

 八日は故金正日(キムジョンイル)総書記就任から二十年の節目で、党中央委総会の開催は内部結束の強化が狙いとみられる。十日には党創建七十二周年を控え、弾道ミサイル発射など挑発行為を仕掛ける可能性も指摘されている。

 総会の開催は、党中心の国家運営を確認した昨年五月の党大会に合わせて行われて以来。正恩氏は核兵器について「米帝の核の脅威から祖国の運命と自主権を守るための人民の闘争の結実だ」と強調した。

 北朝鮮による九月の六回目の核実験を受け、国連安全保障理事会が採択した新たな制裁決議を非難。「敵の無謀な核戦争の挑発と制裁・圧殺策動を断固粉砕すべきだ」と述べ、トランプ米政権が主導する制裁・圧力の強化には屈しない姿勢を前面に押し出した。

 さらに「われわれの力と技術、資源に基づき、国の経済を自立的な経済へと発展させるための闘争を力強く展開する」とし、「経済強国建設」に向け外部の支援に頼らない自立更生と科学技術の発展を呼びかけた。

 ロシア通信によると、訪朝したロシア下院のモロゾフ議員は六日、北朝鮮が近く、米国の西岸に到達可能な新たな長距離ミサイルの発射実験を準備していると述べた。

<朝鮮労働党中央委員会全員会議(総会)> 北朝鮮の指導政党、朝鮮労働党で党大会、党代表者会に次ぐ重要会議。党規約では「年1回以上開く」と規定。「重要な諸問題」の討議・決定のほか、党中枢の政治局常務委員や下部ポストの政治局員、政治局員候補、日常的な党務の執行に当たる党部長らを選出する。

 

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