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【国際】

習氏礼賛 党大会控え 七中全会開幕

北京市で開催している習近平指導部の成果をテーマにした展示会=秦淳哉撮影

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 【北京=秦淳哉】中国共産党の第十八期中央委員会第七回全体会議(七中全会)が十一日、北京で始まった。十八日に開幕する五年に一度の党大会に向け、習近平(しゅうきんぺい)総書記(国家主席)が過去五年間を総括して今後の方針を示す政治報告案や、習氏の指導理念を盛り込む見通しの党規約改正案を審議する。党大会を控え、中国メディアでは、習氏の業績を強調し、礼賛する報道が目立ち始めた。

 七中全会は四日間程度で非公開によって行われる。党大会で決まる党最高指導部の人事について最終的な調整が進められる見込みで、最終日に会議結果をまとめたコミュニケを発表する。九月末の政治局会議で決まった孫政才(そんせいさい)・前重慶市党委員会書記の党籍剥奪と公職追放処分も確認するとみられる。

 党大会開幕を前に、中国メディアは連日、習氏の実績を大きく報じている。国営中央テレビは「初心を忘れず前進を続ける」とのタイトルで七回続きのドキュメンタリー番組を放送。十日にはシルクロード経済圏構想「一帯一路」フォーラムなどで演説する習氏を紹介し、「中国の夢は世界の夢でもある」と自賛した。

 党機関紙「人民日報」は先月から今月にかけて各省・自治区の経済発展をグラフや図を使って詳報。「反腐敗」運動で処分された党員数を示して過去五年間の成果を強調した。国営新華社通信も十日、「習総書記による一連の重要講話精神と治国理政(国政運営)の新理念、新思想、新戦略」との表現で、指導理念に関係する記事を配信した。

 北京市では先月二十六日から習指導部の成果をテーマにした展示会も始まった。習氏の写真パネルや映像が多用され、最高時速三百五十キロの走行を九月から始めた高速鉄道「復興」号や四月に進水した中国初の空母の模型を展示するなど、国威発揚を狙った内容となっている。

 <第18期中央委員会第7回全体会議(7中全会)> 2012年秋に開かれた第18回中国共産党大会で選出された党中央委員による7回目の全体会議を意味する。約200人の党中央委員らが出席する。今月18日に始まる第19回党大会に向け、党規約改正案の審議や、最高指導部人事の最終調整などが主な役割。新たな最高指導部は、党大会開幕直後に開かれる第19期中央委員会第1回全体会議(1中全会)で正式選出される。

 

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