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【国際】

「習派」人事 調整大詰め 中国共産党大会きょう開幕

 【北京=秦淳哉】中国共産党の第十九回党大会が十八日、北京で開幕する。習近平(しゅうきんぺい)総書記(国家主席)が二期目の体制を固める党大会では、最高指導部の政治局常務委員(現在七人)の人事が最大の焦点。中国消息筋によると、習氏と李克強(りこくきょう)首相の二人を除く五人は退任する見通しが強まり、大詰めの調整が続いているもようだ。

 消息筋によると、習氏の「盟友」で反腐敗運動を陣頭指揮してきた王岐山(おうきざん)・党中央規律検査委員会書記(69)は退任する意向を周囲に漏らしているという。習氏の強い意向を受け、王氏は党内の慣例である「六十八歳定年制」を破って留任するとの見方が強かったが、このまま引退するか、常務委員を離れて他の重要ポストに就く可能性が強い。

 残る五人の常務委員ポストのうち、現在就いている政治局員からの昇格が最有力視されるのは栗戦書(りつせんしょ)・党中央弁公庁主任(67)と汪洋(おうよう)副首相(62)の二人。栗氏は習氏の日常業務を仕切る最側近の一人。河北省に勤務した若き日の習氏と親交があり、信頼を得たという。汪氏は広東省党委書記を務めるなど経済通として知られ、五年前の党大会でも昇格が取り沙汰された。

 胡春華(こしゅんか)・広東省党委書記(54)と陳敏爾(ちんびんじ)・重慶市党委書記(57)も常務委員入りが有力。胡氏は党の若手エリート組織「共産主義青年団」のトップだった。汚職で失脚した孫政才(そんせいさい)・前重慶市党委書記とともに「次世代の指導者候補」とされてきた。陳氏は浙江省党委書記時代の習氏に仕え、孫氏の後任として直轄市の重慶市トップに就いたことで、習氏の後継候補との見方がある。

 このほか、韓正(かんせい)・上海市党委書記(63)や趙楽際(ちょうらくさい)・党組織部長(60)の名前も挙がっている。韓氏は江沢民(こうたくみん)元総書記の流れをくむ「上海閥」に属する。趙氏は習氏に近い存在で、常務委員入りすれば「習派」の色合いがより濃い新指導部になると指摘されている。

 党大会は二十四日まで。習氏は党大会初日に一期目五年間を総括し、二期目の施政方針を示す政治報告を行う。最高指導部人事は党大会閉幕後の第十九期中央委員会第一回全体会議(一中全会)で選出される。

 

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