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【国際】

習氏「新時代の社会主義」 指導理念打ち出す 中国共産党大会

 【北京=秦淳哉】中国共産党の第十九回党大会が十八日午前、北京の人民大会堂で開幕した。習近平(しゅうきんぺい)総書記(国家主席)は過去五年間の総括と今後の施政方針を示す活動報告で、一期目について「国家発展の中で極めて非凡な五年間で、長年解決できない問題を解決した」と、過去の実績を強調。建国百年の二〇四九年に向け「社会主義の現代化強国を実現する」と述べた。

 党大会では、党規約を改正して習氏の唱える指導理念を新たに書き込む方針が決まっている。習氏は、過去五年間で「新時代の中国の特色ある社会主義思想」が形成されたと強調。「全党が行動指針として長期にわたって堅持しなければならない」と述べた。習氏は同思想について、「毛沢東(もうたくとう)思想」「〓小平(とうしょうへい)理論」といった歴代指導者の名前を冠した指導理念と並べる形で言及した。

 党大会では最高指導部のうち、習氏と李克強(りこくきょう)首相を除く五人が退任する見込みで、新たな習指導部メンバーの選出が最大の焦点となっている。習氏は自らに近い人物を入れて「一強体制」の盤石化を図る。

 習氏は党大会の主題について「中国の特色のある社会主義の偉大な勝利を勝ち取り、中華民族の偉大な復興と中国の夢を実現することだ」と主張。インフラ整備や農村の現代化、シルクロード経済圏構想「一帯一路」など新たな経済圏建設の取り組みを振り返り「社会発展と刷新の力は明らかに増強した」と自賛した。

 また「反腐敗」運動について、習氏は「決して揺らぐことはない」と宣言し今後も党員や政府高官の汚職摘発を進める意向を表明。経済発展によって貧困を撲滅する方針などと合わせ、二期目に世界を主導する強国を目指す考えを示した。

 共産党大会は五年に一度開く最重要会議。各地域・機関から選ばれた約二千三百人の代表が出席し、約二百人の中央委員を選出。二十四日までの大会期間中、次期最高指導部の人事を最終調整するほか党規約の改正を審議する。閉幕翌日には新しい中央委員による第十九期中央委員会第一回全体会議(一中全会)が開かれ、最高指導部の顔触れが正式に決まる。

※〓は、登におおざと

 

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