東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

習氏「社会主義強国に」 建国100年へ長期目標 中国共産党大会

 【北京=秦淳哉】中国共産党の第十九回党大会が十八日、北京の人民大会堂で開幕し、習近平(しゅうきんぺい)総書記(64)=国家主席=は演説で、二〇二〇年に「小康社会」(ややゆとりのある社会)を達成した後、建国百年の四九年に向け「社会主義の現代化強国を実現する」と宣言。米国との「二大国」で国際社会をリードする長期展望を明確に示した。

 習氏は、二〇〜三五年までに経済力と科学技術力の向上で「革新型国家の上位に上り詰める」と強調。三五年から今世紀半ばには「富強、民主、文明、調和がある美しい社会主義強国を築き上げる」とし、二段階での目標達成を訴えた。

 さらに習氏は、自ら進める「新時代の特色ある社会主義」は、「毛沢東(もうたくとう)思想」や「〓小平(とうしょうへい)理論」を発展させた理念で、「全人民が中華民族復興のため奮闘する偉大な行動指針とし、長期にわたって堅持・発展させなければならない」と主張。「党の憲法」である党規約に書き込むことを示唆し、毛沢東や〓小平に並ぶ権威確立に自信を見せた。

 習体制発足後の五年については「長年解決できなかった問題を解決した」と総括。党員や政府高官らの汚職を取り締まる「反腐敗」運動は「しっかり定着した」と評価し、「反腐敗の道に終わりはない」として今後も継続させる構えだ。

 軍事面に関しては今世紀半ばまでに「世界一流の軍隊を築く」と表明。香港とマカオの「一国二制度」を堅持し、台湾独立の動きに対し「いかなる領土も中国から切り離すことは許さない」と強く警告した。

 党大会には江沢民(こうたくみん)元総書記(91)、胡錦濤(こきんとう)前総書記(74)らも「特別招待代表」として出席し、最高指導部と同じひな壇で習氏の演説に耳を傾けた。

※〓は登におおざと

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報