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【国際】

習体制、より強固に 共産党大会閉幕

24日、北京の人民大会堂で、第19回中国共産党大会が閉幕し、拍手する習近平総書記=共同

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 【北京=秦淳哉】中国共産党の第十九回党大会は二十四日、習近平(しゅうきんぺい)総書記(国家主席)=(64)=が掲げる指導理念「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を党規約の行動指針として盛り込む改正案を採択し、第十九期中央委員(二百四人)らを選出して閉幕した。

 過去の指導者のうち、個人名を冠した指導理念が党規約の行動指針にあるのは「マルクス・レーニン主義」を除けば「毛沢東(もうたくとう)思想」と「〓小平(とうしょうへい)理論」のみ。個人名はないが江沢民(こうたくみん)元総書記の「三つの代表」と胡錦濤(こきんとう)前総書記の「科学的発展観」も行動指針となっている。

 今回、行動指針に習氏の名前が入ったことで、習氏は毛沢東、故〓小平氏の二人と並ぶ権威を確立し、江、胡両氏を超えた存在になったことを意味する。一期目の終了時点で指導者の指導理念が行動指針となるのも異例。習氏は昨年十月、党の特別な指導者を意味する党の「核心」となっており、「一強体制」をさらに強固にした。

 採択された決議では、習氏の指導理念について過去の行動指針を「継承し発展させたもの」と規定し、「必ず長期にわたって堅持し、不断に発展させなければならない」とした。今後は「社会主義の現代化強国」を実現するための理論的な支柱となる。

 党創建百年(二〇二一年)と建国百年(四九年)の目標実現のほかシルクロード経済圏構想「一帯一路」や反腐敗運動の推進も党規約で明確にすることも決まった。

 この日に選出された中央委員の名簿には、王岐山(おうきざん)・党中央規律検査委員会書記(69)の名前はなく、「六十八歳定年制」の慣例に従い退任することが決まった。後任には趙楽際(ちょうらくさい)・党中央組織部長(60)が就く見通し。二期目の習指導部は、二十五日の第十九期中央委員会第一回全体会議(一中全会)で選出される。

※ 〓は、登におおざと。

 

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