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【国際】

「タイ発展に尽力」 プミポン前国王の国葬始まる

25日、バンコクの王宮前広場周辺で雨の中、傘を差して列を作る人たち=北川成史撮影

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 【バンコク=北川成史】昨年十月に八十八歳で死去したタイのプミポン前国王の葬儀が二十五日、バンコクで始まった。二十六日に世界各国から王室・皇室関係者が参列し、火葬式が営まれる。

 二十五日は前国王の棺が安置される王宮で、長男のワチラロンコン国王が参列して法要が行われた。二十六日の火葬当日は、棺を載せた山車を大勢の兵士が引き、王宮前広場の施設に移動。同日夜に荼毘(だび)に付される。二十五万人の人出が見込まれ、日本からは秋篠宮ご夫妻が出席する。葬儀は二十九日まで。

 会場の王宮周辺には、「国父」に最後の別れを告げようと、多くの市民が集まっている。

 家族三人とともに未明から並んだ北部カムペーンペット県のピムチャノックさん(47)は「前国王はタイの発展に尽くしてくれた」と笑顔を見せた。ボランティアで交通整理をしていたカムタイさん(56)は「お金は後で稼げるけど、前国王に恩返しできるのは今だけ」と言葉を強めた。

 前国王は一九四六年に即位し、昨年十月十三日に死去した。七十年の在位期間中、国内各地に足を運び、農村開発や貧困対策などの王室プロジェクトを推進。たびたび起きる政治危機では仲裁役を担い、事態の収拾に寄与した。

 

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