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【国際】

カタルーニャ州内部 独立望まぬ声も 仏国境「EU脱退なら死活問題」

29日、スペインのカタルーニャ自治州の州都バルセロナで開かれたデモに参加する反独立派の人々=ロイター・共同

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 【パリ=竹田佳彦】スペインからの独立を正式に発表した北東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで二十九日、独立反対派が大規模デモを行い、市警察発表で三十万人が参加した。地元紙バンガルディアによると、大通りを埋め尽くした参加者はスペイン国旗とカタルーニャの州旗を肩にかけ「(独立を決めた州首相の)プチデモンを刑務所に入れろ」「バルセロナはスペインだ」と叫んだ。同様のデモは州内各地で連日予定されている。

 一方、カタルーニャ自治州北部のアラン渓谷地域(郡)議会は三十日、独立が及ぼす影響について議論する。同地域は隣国フランスが生活圏の一部で、欧州連合(EU)の一員であるスペイン残留を求め独立に反対するとみられる。

 ピレネー山脈南側に位置する同地域はフランスと接し、人口約一万人。独自の言語「アラン語」を持ち、州議会から自決権を与えられてきた。観光業が主要産業で、州内よりマドリードやバレンシアからのスキー客が多い。

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 また東隣のアラゴン州との州境を走る幹線道路は、両州に複雑にまたがっている。アラン渓谷地域のある住民は地元紙に「独立でEUから出て行き、国境線が復活するのは死活問題だ」と話した。

 スペイン紙エル・ムンドは二十九日、中央政府が実施を表明した次回州議会選挙での投票先について、住民千人の調査結果を発表。政党別で残留派が現在の39・1%から43・4%に躍進する一方、独立派は47・7%から42・5%に減り、逆転するとした。

 

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