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【国際】

上野三碑と朝鮮通信使記録 世界記憶遺産登録へ

 【パリ=竹田佳彦】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は三十日、歴史的文書などを対象とする「世界の記憶(世界記憶遺産)」に、群馬県高崎市の古代石碑群「上野三碑(こうずけさんぴ)」、栃木、長崎など十二都府県と韓国にある江戸時代の外交資料「朝鮮通信使に関する記録」を登録することを決めた。

 いずれも、専門家でつくる国際諮問委員会が二十四〜二十七日までの審査で承認。ユネスコ事務局長が近く登録を最終決定する。

 上野三碑(こうずけさんぴ)は飛鳥、奈良時代に建てられ、国特別史跡に指定されている山上碑(やまのうえひ)、多胡碑、金井沢碑の総称で、高崎市などが申請。朝鮮通信使は、朝鮮国王が徳川将軍家に派遣した使節団で、日韓の関係自治体や民間団体が共同で、外交文書など計三百三十三点の登録を申請した。

 「世界の記憶」には、日本からはこれまでに「慶長遣欧使節関係資料」(宮城県)、シベリア抑留資料「舞鶴への生還」(京都府)など五件が登録されている。

 日本からは第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った「命のビザ」で知られる外交官・杉原千畝(ちうね)(一九〇〇〜八六年)の関連資料「杉原リスト」も申請していた。

<世界の記憶> 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が重要性を認め、保護と公開の対象とする文書や絵画、映像フィルムなど。各国政府や民間団体の申請を受け、2年に1度、登録を審査する。2015年の審査終了時点の総数は348件。同じユネスコの世界遺産、無形文化遺産と違って審査ルールを定めた条約はなく、ユネスコの自主事業として運営されている。

 

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